Poeの続きを聞きたいと思っていた方、
お待たせしました。
やっとのことで3,4つほど作品を読み終わりました。
短編なので普通の人はあっという間に読めるでしょうが。。
The Pit and The Pendulum
The Cask of Amontillard
The Tell-Tale Heart
The Black Cat
くらいですかね。
今、ちょっと調べたら、
何と作品がそのままネットで読めます。
調べたのはThe Tell-Tale Heart。
英語でも日本語でも読めます。
http://www.poemuseum.org/selected_works/tell_tale_heart.html(英語)
http://www.genpaku.org/poe/telltaleheart.html(日本語)
ま、1840年前後の作品ですからね。
著作権なんて無いに等しいだろうからいいのでしょうね。
英語版を読んでみると、意外に読めることにビックリするかもしれません。
読めるというのは、単語力とか語学力ではなく、
文字がほとんど現代と同じなんですね。
ラテン語(他の外国語も)の部分がしばしば出てきますが
私なんかは英語の意味も良く分からないので
同じ要領で飛ばして読んでいます。
上の4作品を読んでみて
一番分かりやすいのはやはり黒猫だと思います。
これは日本で初めに出版された作品ですが、
海外ではそれほど知名度は高くないようです。
アッシャー家の崩壊とかモルグ街の殺人とか黄金虫の方が
評価が高いようです。
やはりこれらの作品は背景にその時代やヨーロッパの状況が
深く関わってくるからでしょうか。
逆を言えば、黒猫の、時代の状況を全く描写せず
一人の人間の心の中だけの話に集中させて
読む人間の国籍の垣根を取り払うことに
成功したPoeの表現力の凄さは
こういうところからもうかがえるかもしれません。
評論家っぽくなってしまっているかもしれませんが
自分はマジなんです・・・
自分がアルバムを出すとしたら
Poeの写真を胸に抱いた少女を
ジャケットにしたいと幻想を抱いたくらいで。。
ちなみにモルグ街の殺人とか短編の割りに
長いので量を見た時点でギブしました。
読み進められたら読んでみます。
この作品は探偵物でデュパンが出てくるんですよ。
ちょっと聞いたことある人もいるんじゃないですか。
あ、それから大事なことですが
コメント欄にPoeは6,7年の間にこれだけの作品を書いた
と書いてしまいましたが、間違っていました。
やはり20代から書いていたようですが
The Ravenという詩で人気が出るまでは
名も無き作家、単なる編集者だったようです。
The Ravenは1845年出版らしいので
余りにも長い間評価されなかったのではないでしょうか。
(Poeの生涯は1809−1849)
詳しくはwikiでどうぞ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Edgar_Allan_Poe